2012年01月17日

長野で生きるということ

つぶつぶ料理をおうちで実践し始めて
改めて実感していることがあります。

それは

・信州で
限りなく自給自足に近い生活ができる!

ということ。

今、とば家で買う食材で、長野で
農業、伝統製法のままで生産されているものは

・お米
・雑穀(もちキビ・もちアワ・高キビ・アマランサス)
・粉(小麦粉・全粒粉)

・味噌、醤油など伝統調味料とその原料である大豆や麹

・季節の野菜

・リンゴ、柿、ブドウ、桃など果物、干し柿・干しリンゴなどの加工品

・豆腐、豆乳、高野豆腐など大豆加工品

・エゴマ、菜種、くるみ、落花生など、油・種子・木の実類

・大豆・黒豆・小豆などの豆類

・車麩、こんにゃく、寒天などのその他食品


ないのは、塩・海藻(昆布・海苔・ワカメ・ふのり・ひじきなど)

(これらは海なし県の長野では無理。
県外で信頼できるものを調達)

現状の長野では、生産が追い付かず
大豆など県外から入れているものもありますが、

土地があり畑があれば
人が手を入れさえすれば生きていくための
「たべもの」を作り出せます。

つぶつぶは、これらがあると
力仕事をする男性だって満足感のある食事を
十分作れます。

冬の今は
今ある食材を活かした食卓ですが、

春夏秋冬、
季節の野菜が変われば
また違う食卓が十分楽しめます。

でも、きっと現代の当たり前と言われている食卓からは

え?
米と味噌・塩・醤油と
野菜だけ?

と思うかもしれないけれど、
上手に素材を活かして遊び心満点の
つぶつぶ料理を学んだから、

料理もスイーツも
私はこれらの素材で一生毎日ごはんを作っても
飽きることはないんじゃないかと思います。

ゆみこさんに、
健康に生きる食事の土台と
楽しんでワクワク生きる生き方の基本を
たたき込んでもらったんだな~と

本当に感謝する日々。

目からウロコの料理術と
楽しい食卓の知恵を
皆さんにお分けしたいな、と思い

今年一年は料理教室を定期的に
開いていきたいです。

そして、野菜だとか穀物、
リンゴや柿など
長野で採れる自然の恵みを
十二分に活かしていきたい。

篠ノ井に引っ越してから、
長野にはこんなにも土地があるのに
現在畑を耕し、種をまき
守り続けているのは
70代・80代のおじいちゃん・おばあちゃん
という現状まのあたり

彼らが動けなくなったら
畑はつぶして新興住宅地?駐車場?

そんなの絶対もったいない!!

農村や山の整備に
なんでもっと税金を遣ってくれないんだろう。

若者がもっと声を上げないとダメなのか?

今の人たちは
もっともっと第一次産業を大切にしないと
生きる土台がぐらついてしまう

そんな怖さがあります

雑穀や野菜を料理するようになり
畑へと立ち返ると
農家の後継者問題

儲からない
大変だ
こんな仕事を可愛い子供たちに継がせられない

そう思ってしまうおじいちゃんたちも仕方ないと
思える、現代の農家さん事情


3月の震災で
電車も貨物車もストップしそうになった時
「アスファルトから食べるものは作れない。
生き方を変えないといけないんだ」と
心が揺さぶられました。

長野でもう一度やり直す!

そう決めた理由は
いろいろあるけど

今改めて

つぶつぶで学んだノウハウが
長野に必要だと思い

そのことが長野のよさを活かせると思い

それを今長野のみんなに一番伝えたがっているのは
私なんだ、と思う。

そして、そのことを伝えたい一番の理由は

つぶつぶが
健康に生きられる食事

だと思うから。

それはリフレクソロジストとして
みんなの健康を応援したいと思う
わたしの純粋な気持ち

つぶつぶをみんなに伝えていくには
まだ上記の材料が
昔から廃れていく傾向にあり
普及していない現状

扱い方も知らない現状

戦前はこういうものしかなかったはずだけど
現代栄養学では
肉や牛乳を摂らなきゃ子供たちは大きくなれない

本当にそうなのかな?

穀物と野菜中心の食事じゃ栄養は偏っちゃうのかな?

動物性をほとんどとらなくなって9年になるけど
私の体調は前よりいい気がするぞ?

私は美味しく感じるけど、
食事が美味しく思えない人はなんでかな?


たぶん
これがいい!と思ったって
正解かどうかなんて
やってみないとわからない

その結果がすぐ出るのか
年をとってから出るのかもわからない

だから、生きる「今」を後悔がないように。

自分がこういうものを食べたい、と思って作って食べる
気持ちや食材が無駄にならないように。

そして人にそれを伝えようとする責任。

怖さもある
現代社会に真っ向する大変さもわかる

でもやりたいし、伝えたい!

幸い、
理解し支えてくれる家族がいる
仲間たちもいる

昨日、気楽房という糸や布の工房に行った

衣食住

すべてが
生きる土地に根差し
支えあい
足りるを分けあい
足らざるをいただく

そこに感謝と喜びがある生活でありたい

一歩ずつ確信に変え、
前進してる

春になったら、家族みんなで野菜を育てて
秋には干し柿をたくさん作ろう



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プロフィール
広子
長野在住リフレクソロジスト。
心と体の自然治癒力を引き出すリフレクソロジーを追究し、雑穀料理の魅力も同時に伝えています。
ひとりひとりの本来の力が発揮される自然体の暮らし方をしたいと思っています。
1981年長野市に生まれる。1999年筑波大学比較文化学類入学。ドイツ文学専攻。社交ダンスサークルをきっかけに体に興味を持ち、リフレクソロジストを志す。2002年在学中に、JREC認定リフレクソロジスト資格取得。
卒業後、東京勤務。リフレのほか、アロマ、マクロビオティック、食事療法などを学ぶ。2006年退社、2007年長野に戻る。ボディトリートメント、エステの店と、つぶつぶカフェ長野駅前店でバイト。2008年、体の内側からの根本的な健康のため、つぶつぶを本格的に取り組むことを決意。研修生を経てスタッフになり、つぶつぶクッキングを学び、実践。2011年4月つぶつぶ退社。地元長野にて、出張リフレクソロジーひろこ部屋を展開中。2011年12月結婚。