ヒエの精製

広子

2011年11月10日 00:39

昨日・今日と
東京からお友達が来てくれて
農楽里ファームさんに案内しました!

いつもおなじみ、
古山さんと共に雑穀ヒエの最後の精製の様子を
見学です!

紅葉の山々を楽しみながら到着~

まずはお昼ごはん用の
野菜を調達に畑へ出かけました!

大根、水菜、小松菜、長ネギ

お昼は釜揚げうどんです。

新鮮野菜の薬味たっぷりのせて
生醤油で。
自家製ポン酢もよく合います。

素材が美味しくて
そのままで最高のごちそう!!

腹ごしらえがすんだところで
今日のメインイベント。

先日殻とりまで終わったヒエ。
いよいよ最後の精製過程を経て
食べられる状態にします。

前回までのゴミや外の殻をのぞいた状態で現在8Kg。

まずはヒエの大きさを選別。
(と言ってもごくごくわずかの差なのですが・・)

粒が小さいのをのぞいて6.5Kg。


殻を割って飛ばす仕組みの機械。


こんな感じで出てきます。

唐箕にかけ、
この時点で4.5kg。

さらに精米機で精製。
ヒエは粒が割れやすいので機械の力の調整も大事なんだそう。

そして再び唐箕。
やっと完成に近づいてきました~!!


最後にふるいにかけ
殻が残っている粒ときれいな粒を選り分けます。



私たちもやらせてもらいました!

農作業をしていると、男女の違いを感じます。
男性はやっぱり力持ち!!
あと機械の組み立てに強い!

いや~農作業ができる男性はカッコいいですよ!!

自然に限りなく近い暮らしをしていると
いやがおうなしにコミュニティのバランスは
自然にとれるんでしょうね

さて話が脱線しましたが、このふるいから
こぼれ落ちたヒエたちがきれいなこと!

つやつや美味しそう~~

でもこのヒエ、最終的に何キロになったかといいますと・・

2.9kg。

小さい粒とか殻がついてるものをのぞいているとはいえ・・
一番最初に脱穀がすんだときは10kgだったのに!!

手間がめちゃくちゃかかって
最終的にこの量。

さらにお値段が高くたって、キロあたり3~4000円。

農家さんが雑穀を作らなくなってきたのも
おおいにうなづけます。

私だって雑穀の美味しさやどんなに体にいいかを知らなきゃ
作るのやめてると思います。

でも、つぶつぶの美味しさや
食べ続けてどんなに体にいいか体感してる今は・・・

どうしても作りたい!
できればこの地元長野で!

人手があれば、たいした手間じゃない、と思います。

みんなで分担作業すれば
収量が数倍になっても
種まきから草取りもあっというまな気がする。

いのちを育てる大事な大事な食べ物は
いつのまにか厄介者になってきた歴史があるかもしれません。

でも、それって現代社会の象徴だ。
何かやればやるほど、つぶつぶでゆみこさんたちが
とおってきた道を肌で理解していく・・・

だからこそ、雑穀を現代人の食卓に取り戻したい!

美味しさと未来の健康が手に入る
これから先の未来を創る
スーパーフード。

目先の利益だけ考えるんじゃなく
トータルな広い視野でみると
こんな生産性のある食べ物ってないよ

あと、のらりさんのコンセプトで
ものすごい大事なのは
「土から口まで」

自分たちが食べるものは
自分たちで作る。

お金を出して食べ物を買うのが当たり前になってるんだけど、
月に1回でも、せめて1年に1回でも
町の人が畑に来て土とふれあい耕せば
日本の自給率なんてあっという間にあげられると思う。

今回、お友達が東京から来てくれて
すごくうれしかった。

できないと思ってるのは妄想だ。

来年は、みんなで一緒に雑穀を作ろう!!
募集するので、みんなで行きましょう。

しかも畑は楽しい!!
自然は癒される。

ホント、私みたいなのはにわかヒーラーだと
自然の前では気づかされる。

野菜と遊ぶのはホントにホントに楽しくて、
その様子はまた次回!

関連記事