綿わた物語Ⅱ

広子

2011年07月18日 07:31

綿ちゃん畑の現場を見てきました。

タオルフェチとしては
是非とも知りたい
綿から糸へのその工程!!

先日の小市キャンプ場で、
糸を紡いだり布を織ったり縫い物してる、という
気楽房さんとの出会いがあり、行ってまいりました

昔ながらのおうちを
なんとも居心地良く手入れしてお住まいの
気楽房さん。

入口からわたしはノックアウトされました!
なんて素敵なの~


おふとん干し中。木車可愛い!

収穫された綿わたちゃん。



これを手仕事の道具で
わたと種とを分けていきます。


横にハンドルがついていて
手でくるくるまわせるようになっています。
木の温かみがとてもいい。

日本製とインド製がありましたが
日本人の繊細さと知恵を感じましたよ!!

そのわたを糸車で紡いでいく様子。

写真は気楽房住人のまゆさん。

和綿は毛足が短く
紡ぐ手の力加減がとても大事だそうです。

いわゆるオーガニックコットンの糸玉、
とってもかわいい。
写真撮り忘れました

ふわふわふわふわ
ずっと持っていたい~

でも、やっぱり人によって
糸に特徴が出るみたいですよ

空気を含んだふんわり感とか違うみたい

たしかに料理もそうだもんね

糸紡ぎもおもしろそうだったけど
このわたと種をわける手仕事にはまってしまって

気楽房代表ののりこさんは
小麦を手で殻をむき

一緒に行ったかすけちゃんとわたしは
わたをつくり

まゆちゃんは糸紡ぎ

みんなで単純作業しながら
いろいろおしゃべりしました

横でかすけちゃんの愛息子
泰杜くんがす~やすや・・

昔の人ってこうだったんだろうね

女しょはこんな感じで
子育てしながら

手仕事したり
畑仕事して
自給自足

楽しかった

機械化はとても便利
こういう手間暇と人の手の微妙な感覚の
限られた生産量をカバーしてきてくれた

でも、やっぱり人の手による
個性と温かみ、
好きだなあ・・・

たくさんはつくれないから
じぶん達の分と
周りに住む人たちの分がプラスαで
おすそわけして。

昨日、今日との体験の中
この手仕事、人仕事のよさと

それがどうして現代社会に変わってきたか
その過程を垣間見た気がします

あれだけ暑い中の草取りは
正直大変
除草剤もまきたくなるわ

生産量が追い付かなかったら
機械化もしたくなるわ

だけど、それと引き換えに
土に還らないものができたり
安く買えることで物を粗末にしちゃうところも
心の中に芽生えてないかな?

大量流通で
顔が、そのものができた過程が
だんだんみえなくなっちゃって

物はあふれてくるけど
大切ににされない

やれ、売ればいい、って
そうじゃないでしょ!!!

結果・作品にいたった
ストーリーを知ると
もっともっと丁寧に生きよう、という
気持ちでいっぱいになります

人の知恵は
循環の生態系をこわさず
でも自分たちも心地よく暮らすことに
もっともっとできるはずじゃないかなあ・・

いろんなことを感じ
問題点も突きつけられた2日間でした

なんだか考え事していたせいか(←言い訳!!)
自転車の鍵をどこかに落っことしました

ものを大事にしなくては(泣)
なんとかスペアキーで私の愛車は
まだ働いてくれそうです

関連記事