春が来る

広子

2012年01月31日 15:59

毎日寒い日が続くのだけど、
季節は春へと向かっているからか
なぜか心はあったかい今日この頃

私は春が好き

寒くて凍りつくような空気が
少しずつ少しずつゆるんできて

ぐっと雪の中で待ち焦がれていた
芽吹きが始まる

開放されていく

春風がやわらかく吹き抜けていく

雪景色からは想像もつかない
淡い色合いに
木々も山も彩られていく

30年も繰り返しているのに
毎年感動してしまう

来年もまた言ってそうだけど
日本に住めてしあわせだ!!

篠ノ井に住み始めて
山が近くなったからか余計に感じる

いろんな生き方があるけれど
私はなるべく
住んでいる土地の自然の恵みを
活かして生きていきたいなあ

できれば無農薬とか無化学肥料とか
自然も人の体にも害がないもので
こだわれたらベストかもしれないけれど

この長野の土地から生み出されるものを
とにかく活かしたい

意識が変われば
よりよいものに変えていくことは
協力していけるはずだから

オーガニックや伝統製法にこだわるまじめな業者さんは
全国にもたくさんあるし、
交通網も輸送機関も発達しているのだけど

基本はその土地で採れるものを
住んでいる人が活かして
そのいのちをいただき
過剰な分を分かち合う

そんな基本的な仕組みを見直し
各地域が立て直しができないだろうか・・と
考える今日この頃

長野に限らず自然が豊かな
場所は全国各地にあるはずだ

行ったり来たりできるありがたみを
忘れたくない

私の中で、
いつか石油がなくなったら動けなくなる、という
不安がある

車がなくては生活できない
長野だから余計に思ってしまうのである

去年の震災のように
何かの大きな気づきが起こってからでは遅い

まだゆとりがあるうちに
生活のシフトチェンジを少しずつ。

長野に住む
子供も大人も協力してできるといいな・・

そして、長野の良さを県外へ貢献し
長野にないものをいただく

昔の貿易の基本はそうだったはずなんだけど。

もう少し原点に返ってシンプルに。

なんだかごちゃごちゃしている
日本の中も世界の中も

経済を基準にするだけでなく
いのちを活かし分かち合う方向へ。

最近、食材で買うものは
できる限り長野産のものを選ぶようにしている。

それだけでもありあまるほど
いろんな食材も料理法もあるのだ

自然との向き合いは
やなことも大変なことも
たくさんあるけど

体も心も鍛えられる気がする。

自分たちが学びなおし
身に着け
次世代に伝えていきたいものは何だろうか

自分に向かっていた視点が
もう一度外に向かって開いていく

先輩方の知恵を学んで
次を担うのは自分たち20代~40代世代だと
自覚する

おーい、同世代の皆
よろしくね!!

いっちょがんばってやろうじゃない
そんでもってそれを楽しんでやろうじゃない

春が待ち遠しい
自分の中にも芽吹きのパワーを蓄えておこう

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